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コリア体験修学旅行コース
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◆◆◆モデルコース◆◆◆ 
(所要時間 : 約2時間半)
【例)島根県三隅中学校(2003年9月23日)】

コリア体験修学旅行コース


【コリアタウンへようこそ】

鶴橋国際市場見学→コリアタウン見学→会場へ移動→「猪飼野」の話し→ハングルで名前を書こう→在日コリアン3世のお話し→チャンゴ演奏の鑑賞→チャンゴ体験→コリアン衣装によるファッションショー→コリアン料理の試食、KMJスタッフよりフィールドワーク行程の説明。バス移動で生徒さんたちは少々お疲れのようす。元気を出していきましょう!ただし、くれぐれも迷子にならないように気をつけて。これから見学する鶴橋国際市場は迷路です。


 国際市場の中をぞろぞろと歩きます。戦後の混乱期の闇市からスタートした市場です。当時は8割が日本人でしたが、現在はすっかり在日コリアンの市場になっています。焼肉とキムチとにんにくのおいしそう?な匂いが混在するまさにコリアな空間。焼肉ゾーンを通過すると色鮮やかなチョゴリ店が待っていました。女の子たちはすっかり目を奪われていたようです。


 さてお次は御幸森のコリアタウンへ。ここは在日コリアンが1920年代から定住する歴史ある街です。側には平野川がゆったりと流れています。当時、蛇行し、大雨の度に氾濫していた平野川を改修するために、多くの朝鮮人が雇われてきました。当時朝鮮半島は日本の植民地下におかれ、多くの朝鮮人が土地を奪われ、日本に仕事を求めてやってきたのです。その子孫達が現在のコリアタウンを形成しています。

 コリアタウンの見学を終えた後は会場へ移動。「猪飼野」の話しをしたあと、ハングルの勉強をしました。それぞれハングル表を見ながら自分の名前を書きました。覚えると秘密の話しをするときに便利かも。

 さて、次は勉強の時間です。生野区生まれの在日コリアン3世の方に、生い立ちを中心にお話ししていただきました。その思いや考えを生徒さん達はどう受けとめたでしょうか。



さて、勉強の後は思いっきり楽しんでもらいます。まずは、朝鮮の伝統的民族楽器「チャンゴ」を高 庚範さんに演奏してもらいました。その力強い演奏に生徒さんたちは目を丸くしていました。演奏後は、楽しくワークショップ。基本のリズムを覚えてもらい、会場全体の手拍子に合わせて簡単な演奏会をしました。つづいてチョゴリのファッションショーです。会場は驚きと笑いの熱気で一気に盛り上がりました。そして最後は朝鮮料理。チジミとトッ(餅)を用意しました。みんなおいしそうに食べていました。頭から足の先までどっぷりコリアに浸ってもらえたかと思います。参加した生徒さんたちがこの経験を少しでも心にとどめてもらい、在日コリアンの人権に関心をもってもらえたらと願っています。


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